ブックシェルフ・スピーカーはスピーカースタンドに設置する必要がある。
たとえ下に板を敷いたり,インシュレーターを置いても,床に置くのとは明らかな違いが実感できる。
とりあえず位置を高くすればいいのではということで,9.5mm径のステンレスパイプで傘立てみたいなスピーカースタンドを制作した。
高さは 40cm,横幅は約22cm。
カメラの三脚みたいなスピーカースタンドもあるので,パイプでも大丈夫ではと思う。
箱は共鳴するのでよくないそうだ。平行面も定常波が発生する。
ステンレスパイプは金切り鋸で切断した。
四方の金具はロイヤルホームセンターで購入した。ユニクロ三方金具という製品。
田園都市線宮前平駅のまん前にロイヤルホームセンターがある。駅から歩いて1分。こんなに駅に近いホームセンターは珍しいのでは。
ステンレス用ハンダと金属用フラックスを使ってヒートガンでパイプと金具を固定した。
ヒートガンである程度パイプを熱したらフラックスを垂らし,そこにステンレス用ハンダを載せてヒートガンで熱を加えるとハンダが溶着した。
(ハンダごてでは熱が逃げてしまい,ハンダが定着できなかった)
スピーカー関連は,なんでも2台分用意しないといけない。1台完成しても2台目が失敗することがあるので慎重に作業した。
出来上がったものはパイプが細いので剛性が低そうだが,ぐらつきは思いのほかなかった。
この上に別のスピーカースタンドの底板の鉄のプレートを載せて木製インシュレーターとYAMAHA NS-5を設置した。
YAMAHA NS-5 は音圧レベルが90db。低音は弱いが躍動感がある。
最近はハイレゾ音源ファイルを16bit 44.1kHzのCDにして,CDプレーヤーで聞いている。
パソコンでハイレゾファイルを再生するよりもオペアンプを交換したCDプレーヤーでの再生の方が楽で音も違わない。
スピーカースタンドの高さは40cmなので,床に座って聞いており,ちょうど耳の高さにスピーカーの位置が合っている。
このスピーカースタンドは用が済んだら傘立てに使える。