YAMAHA ToP-ART のコンポーネントの CDプレーヤー CDX-10
オペアンプは基板に4個付いている。
NJM5532DDが2個,NJM2068DDが2個。
2068が2回路入低雑音オペアンプ,5532が2回路入HiFiオペアンプとなっている。
5532は残し,2068をOPA2604APに交換した。
CDX-10の基板は,シャーシと後ろのパネルを外し,いくつかのコネクタを外せば簡単に取り外せた。
ICチップは一般的に熱に弱いそうである。ハンダこてを長時間あてないよう注意した。
8本のピンでハンダ付けされているオペアンプを取り外すには,ます基板を裏返してハンダにフラックスを塗った後,新しいハンダを少量追加した。
それからハンダを溶かすと同時に,吸い取り器の吸い取り口を押し当て,ボタンでバネを戻して吸い取る。
吸い取り器でほとんど除去できるが,少量のハンダでまだピンが固定されていた。
残りのハンダを吸い取り線で除去したところで,ピンがほとんどフリーになりオペアンプが外せた。
スルーホール周りを吸い取り線でさらにきれいにしてフラックスを塗布した。
将来オペアンプを交換するため,丸ピンタイプのICソケットを基板にハンダ付けした。
ICソケットのピンがなかなか基板の穴に合わず刺さらない。ピンセットで微調整した。
またICソケットの穴に交換オペアンプのピンが合わない。広がっているピンを少し狭めた。
オペアンプの価格は様々だが,交換した新しいオペアンプOPA2604APは1個450円だった。
残ったNJM5532DDとOPA2604APの組み合わせとなった。
エージングが必要と思っていたが,すぐに音の変化を感じた。
よりきれいに,繊細になったと思う。